21日の小倉競馬では中団を追走。仕掛けて行くも走りのペースがあがらず、3〜4角で徐々に後退してしまい11着。「大型馬でコーナーワークがあまり上手な方ではないですね。早めの競馬を心掛けて、向正面半ばから上がって行こうとしたのですが、反応がありませんでした。外を回らされたのはありますが、小回りの1700mという条件ではたとえ内枠を引いたとしても勝ちきるのは難しいように感じました」(安藤光騎手)
「前走で1700mを経験して上積みがあると思っていましたが、やはりこの馬の力を出し切るには距離が長すぎました。前走で優先出走権を獲れなかったのでこの条件を使うしかありませんでしたが、調教は未勝利クラスの動きではないですし、なんとか優先出走権を獲得して阪神の限定未勝利へ向かいたいと思っていました。期待していただきながら、結果を出すことができずに申し訳ございません」(音無師)大外枠から積極的な競馬を試みましたが、結果に結びつきませんでした。今回が8戦目で、優先出走権をも逃してしまい、限定未勝利戦への出走も不可能になってしまったことを踏まえて、同馬の今後について協議を行っています。
期待半分、諦め半分という心境でレースを見ましたが、想像以上に負けました。サヴァランはスタート地点がダートであれば前に取り付けるので前走で「距離をこなせた」という印象を陣営ももったようですが、やはり長すぎたようです。前走も直線では全然でしたが、あれは距離の壁だったんでしょうね。勿論敗因は距離よりも能力が足りない事が1番だったと思いますが
音無厩舎もサヴァランについては出来る限りの事をしてくれたと個人的には思っています。戦跡を見ればこの成績の馬を在厩で調整なんてあのクラスの厩舎ではなかなか出来ないでしょう。残念なのは最後まで520Kg台でレースに使う事が出来なかった事と減量騎手を使えなかった事ですかね。
勝ち上がりだけを考えた場合は地方交流レースという選択肢はあったとは思いますが、万が一勝てたとしても500万クラスでは全く勝負にならなかったと思いますので、見切りを付けてくれた事に感謝いたします。
この結果は残念ですが仕方ありません。キャロの募集馬ですがパカパカ産のセレクトセール馬。やはりキャロットというクラブですからノーザン産以外のものに出資するのは止めた方が良いという教訓ですね。馬体は良かったと思っての出資だっただけに反省しないといけませんね。
それでもサヴァランは頑張ってくれました、今は「お疲れさま」以外の言葉はありませんってまだクラブからは正式に引退とは言われていないですがね。本当にお疲れ様でした。
公式アナウンスでました
通常の未勝利戦はあと2週間残されていますが、出馬状況はたいへん混みあっており、優先出走権を持たない本馬が出走できるチャンスは非常に少ないといわざるを得ません。このまま現役を続けると出走できずに出資会員の皆様のご負担だけが増えてしまうことが予想されます。現状を踏まえ、音無秀孝調教師と協議を行った結果、残念ながらここで現役を断念することになり、24日に中央競馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何とぞご了承賜りますようお願いいたします。なお、本馬に出資されています会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。
奇跡の3着こそありましたがあとは全然勝負にならなかった馬ですからこの選択は出資者の懐を考えれば良い選択をしてくれたと思います。サヴァランには上にも書きましたが一言「お疲れ様」とかけてあげたいです。おっとりした性格のようですから「乗馬」としての余生があれば嬉しいのですが・・・